山中伸弥教授のインタビューに感銘を受けました

 山中伸弥教授のノーベル賞受賞、素晴らしいことです。
 昨日は久しぶりの休みで、テレビで山中伸弥教授のインタビューを見ることができましたが、深い感銘をうけました。順不同に記します。
 第一は基礎研究について。教授は「基礎研究とは真理を探究すること。真理は幾重ものベールにおおわれている。基礎研究に従事する人は、そのベールを一枚一枚はがしてみる。しかし、真理がどのベールにおおわれているかは、わからない。真理を見つけられる人は幸運だ。たまたま私は、その幸運に恵まれた。ベールの奥の真理にたどり着けるかどうかにかかわらず、基礎研究に従事する人は、皆尊い営みをしている」
 第二は基礎研究に従事する人たちの境遇について。「iPS研究所の研究者の9割は3~5年の任期制。任期が切れた後どうなるかが、非常に心配。いざとなったら、『山中クリニック』を開業して受付事務員をしてもらおうか(笑い)」。これは、政府が国立大を独立行政法人化して運営費交付金を削りつづけながら、科学研究費を期限つきの「競争的資金」に偏重させていることの弊害です。文科省は、国立大学の教員に「任期制」を導入することも検討しています。なんという貧弱・貧相な「人間観」「科学観」でしょうか。
 第三は「特許」について。「私は『特許』を重視しています。それは、『特許』を京都大学が管理することによって、だれでも私たちの研究成果を利用できるようにするためです」。
 ノーベル化学賞の鈴木章北大名誉教授は、「自分は特許をとらない。私の研究は後輩や院生、学生に支えられており、研究費は税金から出ているから」と言われました。「特許」に対する立場は正反対に見えますが、「研究成果は万人が利用できるべき」という、共通する大志からのものです。山中教授の立場は、「知的所有権」の名のもとに、科学をもっぱら利潤追求に利用しようとする、多国籍企業などに対抗しようとするものだと思いました。
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〇1949年旭川市永山生まれ 
〇正和小、明星中、旭川西高、宇都宮大学卒業  
〇家族 妻、2男(札幌と横浜に在住)、猫4匹(ねず、とら、みけ、ぎん) 
〇趣味 昆虫の観察と研究。ジョギング。
〇写真は、「さようなら原発全道1万人集会」(2012年10月13日。1万2千人が参加)の会場で写したものです

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