大瀧雅之氏の『時代遅れで危険なアベノミクス』を読みました

ケインズ経済学者である、大瀧雅之東大教授の論稿『時代遅れで危険なアベノミクス』を読みました。日本共産党の月刊誌『前衛』の4月号に掲載されています。

「条件付きで消費税増税はいずれやむなし」という立場の大瀧教授ですが、「アベノミクス」への根源的で鋭い批判には、大いに納得しました。

アベノミクスがなぜ時代遅れなのか?
大瀧教授は、70年代に世界的なスタグフレーション(不況とインフレの同時進行)を招いた、破たん済みの経済政策に他ならないと指摘しています。

アベノミクスがなぜ危険なのか?
大瀧教授は、財政破たん、日本国債の暴落、国債の利回り急増の悪循環におちいる可能性があり、「非常に危険だ」と指摘しています。

この論稿からは、アベノミクス批判にとどまらず、日本社会のあり方への提言も、読みとることができました。
大瀧教授は、経済空洞化を招く大企業の対外直接投資には、税をかけるなどの制限が必要と主張しています。これを読むと、先日成立した安倍内閣の補正予算が、「日本企業の海外展開支援」に1000億円も税金を使うというのは、「泥棒に追い銭」の類だということが、よくわかります。
また、日本経済全体の労働生産性を上げるために、安定した雇用と、子ども達の知的好奇心を育てるための社会化された教育の必要性を、強調しています。

「株主主権」や、成果主義賃金への的確な批判もあります。
このような論稿は、日本企業の前途のためにも、日本経団連や経済同友会の首脳こそ熟読するべきだと思いました。




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〇1949年旭川市永山生まれ 
〇正和小、明星中、旭川西高、宇都宮大学卒業  
〇家族 妻、2男(札幌と横浜に在住)、猫4匹(ねず、とら、みけ、ぎん) 
〇趣味 昆虫の観察と研究。ジョギング。
〇写真は、「さようなら原発全道1万人集会」(2012年10月13日。1万2千人が参加)の会場で写したものです

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