ハンガリーと聞いて、『君の涙ドナウに流れ』という映画を思いだしました

ドイツ連邦銀行総裁が、日本とハンガリーを批判していると聞いて、『君の涙ドナウに流れ ハンガリー1956』という映画を思いだしました。6年前に公開されました。

1956年の「ハンガリー事件」を描いた映画です。「事件」は、水球の決勝でハンガリーがソ連に勝って金メダルを獲得した、メルボルンオリンピックと並行してすすみます。主人公は反独裁闘争の闘士である女学生と、彼女にひかれて闘争に加わる、水球のオリンピック選手の男学生です。

ハンガリー事件では、多くの国民が民主的な社会主義をめざして立ちあがりましたが、ソ連軍とソ連に追従する国内の勢力によって弾圧されました。その後、ハンガリーは、1989年の旧体制崩壊まで、再びソ連を模倣した圧政のもとにおかれました。

映画は、「事件」の日々を、二人の主人公を軸に、ハンガリー人民の側から描いています。

映画のラストでは、ソ連チームの激しい反則攻撃のために、血を流しながら金メダルを獲得する彼のたたかいと、獄にとらわれて拷問に耐え抜き尊厳を守る彼女のたたかいが、交互に描写されます。

激しい拷問の後、甘言とともに差し出される紙とペン。「『裏切り者』の名前を書きなさい(=同志の名前を密告しなさい)」という甘いささやきに、彼女はペンをとり、「スターリン カーダール」と書きます。(カーダールは、ソ連の弾圧を借りて首相になった人物の名前です)息をのみ、怒りに震える拷問吏。

尊厳を守り抜いて処刑場に連行される彼女を、獄舎の女囚たちが、マジャールの古謡を静かに歌いながら見送ります。

心を強くうたれる映画でした。

独連銀総裁の発言にふれて、旧体制の崩壊から4半世紀がたつのに、今も旧体制の残渣から自由ではあり得ないのだろうか?と思いました。



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〇1949年旭川市永山生まれ 
〇正和小、明星中、旭川西高、宇都宮大学卒業  
〇家族 妻、2男(札幌と横浜に在住)、猫4匹(ねず、とら、みけ、ぎん) 
〇趣味 昆虫の観察と研究。ジョギング。
〇写真は、「さようなら原発全道1万人集会」(2012年10月13日。1万2千人が参加)の会場で写したものです

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