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50度のウイスキー180mlで、アニサキスを退治しました。9時間の激闘でした。たたかいの後、彼(彼女)に、妙な共感・憐れみをおぼえました

50度のウイスキー180mlで、アニサキスを退治しました。9時間の激闘でした。たたかいの後、彼(彼女)に、妙な共感・憐れみをおぼえました。

第一幕 胃のあたりに、間歇的な強い痛み。アニサキスらしいと気付く
あれは、9月12日の午後でした。
昼食後、胃のあたりに痛みを感じ始めました。
はじめは、「胃痙攣」かなと思いました。
しかし、痛みは消えたり、蘇ったりします。
あ、話に聞いていたアニサキスかな?どうも、そうらしいと、思いました。
原因に心当たりがありました。
朝食に、イクラのしょうゆ漬けを食べたのです。
ちなみに、普段の私の食生活は、朝食は「鱈腹」食べ、昼食は「しっかり」食べて、夜は流動食とチーズ2かけらのみです。
だから、朝からイクラのしょうゆ漬けなのです。
それにしても痛い。どうしよう・・・

第二幕 「ウイスキーで退治しよう。我ながら名案」とにんまりする
夕方、痛みが消えている時に考えました。
「どうしよう・・・明日になっても治らなかったら、病院に行こう。
 でも、いい方法があるんじゃないか?
 ウイスキーで、アルコール漬にしたら一発だ。
 昼食後半日たち、胃は空っぽだから、胃にウイスキーを注ぎこんだら、たちどころに退治できるだろう」
私は、流動食のなかでは、ウイスキーが一番好きなのですが、普段は、「強い酒は体に悪いし、水割りにしたらまずいので」、飲みません。
しかし、背に腹は代えられません。
痛みが消えているうちに早めに帰宅することにして、途中でウイスキーを買い求めました。
店頭には、よく効くだろう50度のウイスキーがありました。
しかも、高価なワイルドターキーではなく、値段お手頃の、国産K社のスコッチタイプのウイスキーです。

第三幕 とても幸せな気持ちで、「退治」を開始する
「普段飲めない(飲まない)ウイスキーを、しかも、ストレートで180mlも」
とてもおいしく、幸せな気持ちで、飲み干しました。

第四幕 しかし効かない?! 妻からは叱られる 痛みはますます強く間隔も短くなる 
ところが、一発で退治できるはずなのに、痛みはますます強く間隔も短くなりました。
「おかしい!痛い!」
背中を丸めて横になり、歯を食いしばっている私に、「ウイスキーで治すこと」に半信半疑だった妻は怒りました。
「あんなことしないで、夕方病院に行けば良かったのに!先週旅行した時は、スマホを使いこなして次々と問題を解決して、見直していたのに。こんな愚かな人だとは思わなかった!!」

第五幕 9時間の激闘の末、ついに退治に成功
翌13日午前3時半ごろ
妻「救急車を呼ぼうか」
私「こんなことに、乏しい医療資源を使ってはならない。呼ばない」
と、突然、強烈な吐き気がして、嘔吐してしまいました。
すると、すーっと痛みが消えました。

終幕 てん末
「胃は空っぽだから、たちどころにウイスキーが効く」というのは、私の思い違いでした。
私の胃は、アニサキスに喰いつかれた痛みのためか消化作業を停止し、空っぽではなかったのです。
その結果彼(彼女?)は、薄まったウイスキーに全身を包まれて、9時間も酩酊状態で胃に喰らいついていたのでしょう。
そこに、嘔吐のために、強烈な逆流が生じて、思わず彼(彼女?)は、喰らいついていた口を離してしまったのでしょう。
その間彼(彼女?)は、ほろ酔いだったのでしょうか?それとも、急性アルコール中毒で苦しんでいたのでしょうか?
流動食を愛する私は、彼(彼女?)に妙な共感・憐れみを感じました。
妻は、9時間にわたる激闘で消耗した私を見かねて、嘔吐物を始末してくれました。
ますます妻に頭が上がらなくなってしましました。

 


 

 
 
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プロフィール

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Author:FC2USER441061ZKS
〇1949年旭川市永山生まれ 
〇正和小、明星中、旭川西高、宇都宮大学卒業  
〇家族 妻、2男(札幌と横浜に在住)、猫4匹(ねず、とら、みけ、ぎん) 
〇趣味 昆虫の観察と研究。ジョギング。
〇写真は、「さようなら原発全道1万人集会」(2012年10月13日。1万2千人が参加)の会場で写したものです

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