「小さいおうち」の黒木華さんがベルリン映画祭最優秀女優賞を受賞

山田洋次監督の「小さいおうち」の演技で、黒木華さんが、ベルリン映画祭の最優秀女優賞を受賞しました。

「小さいおうち」は、私も観て感動しましたので、とてもうれしいことです。

映画はの主な舞台は、昭和初期に、東京の郊外に建てられた赤い屋根のモダンな「小さいおうち」です。

映画は、おもちゃ会社重役の夫人平井時子(松たか子)、山形出身の女中布宮タキ(黒木華。晩年は倍賞千恵子)、おもちゃ会社のデザイナー板倉正治(吉岡秀隆)の3人を軸に進行します。

3人のあいだの恋愛と謎が、昭和初期とタキが亡くなる現代を往復しながら描かれます。

タキの、時子を思い、正治を想う真情が、そのゆえの「今まで、長く生きすぎたっ」という悔恨が、涙をさそいます。

作中、2・26事件(1936年・昭和11年)、南京大虐殺(1937年・昭和12年)、対英米開戦(1941年・昭和16年)が引きおこされたことが描かれていますが、人びとの日常には、クーデターも残虐行為も戦争もほとんど影を落とすことはありません。

山田監督の、今の日本への警世だと思いました。

小さいおうちは、東京山の手大空襲(1945年・昭和20年5月25日)で、焼夷弾によって焼き尽くされ、平井夫妻も抱きあいながら、命を失います。

映画のエンディングロールの背景は黒ではなく、空襲で焼かれた小さいおうちの屋根の色の、赤でした。印象的でした。


小さいおうち
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プロフィール

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〇1949年旭川市永山生まれ 
〇正和小、明星中、旭川西高、宇都宮大学卒業  
〇家族 妻、2男(札幌と横浜に在住)、猫4匹(ねず、とら、みけ、ぎん) 
〇趣味 昆虫の観察と研究。ジョギング。
〇写真は、「さようなら原発全道1万人集会」(2012年10月13日。1万2千人が参加)の会場で写したものです

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