堺も舞台になっている小説『等伯』を読んでいます

安部龍太郎氏の小説『等伯』を読んでいます。ことし1月に、直木賞を受賞した作品です。上下二巻のうち、上巻を読み終えました。

長谷川等伯(1539年生、1610年没)は、国宝松林図屏風の作者で、武家に生まれ、幼時は武士として育てられて、商家の養子になった絵師です。

上巻の主な舞台は、生まれ育った能登半島七尾、京の都、大阪、そして自治都市堺です。

作品では、等伯と妻、息子、養父母との肉親愛を軸に、絵師としての艱難辛苦、織田信長など支配者の暴虐が描かれています。

作中で堺は、指導的な僧侶たちが、信長の奸計によって安土城に呼びだされて虐殺されるなど、犠牲をはらいながらも、信長たちが直接手を下すことができなかった「自治都市」として描かれています。

等伯は、比叡山焼き討ちの最中に、息子の面影が重なる幼子の命を、信長の手勢を斬り伏せて守ったために、命を狙われますが、堺の人びとの庇護によって生きのびることができます。

その堺市。いま、市長選挙で、信長にはあった「先見性」さえ持ち合わせない橋下徹氏からの挑戦に直面しています。堺市民が、橋下氏の策謀をはねのけることを期待したいと思います。

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                                 国宝松林屏風図(部分)

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 等伯が滞在した堺市妙国寺の大ソテツ(樹齢1000年以上 国指定天然記念物)


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〇1949年旭川市永山生まれ 
〇正和小、明星中、旭川西高、宇都宮大学卒業  
〇家族 妻、2男(札幌と横浜に在住)、猫4匹(ねず、とら、みけ、ぎん) 
〇趣味 昆虫の観察と研究。ジョギング。
〇写真は、「さようなら原発全道1万人集会」(2012年10月13日。1万2千人が参加)の会場で写したものです

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