『親鸞』楽しみに読んでいます

『道新』に連載されている、五木寛之氏の『親鸞』を、毎日楽しみに読んでいます。

一昨日の一節です。

「仲間たちは、新しい商いをはじめようとしているのだよ」
「新しい商い、というのは、なんでございましょう」
「銭(ぜに)が銭を生む商い、といえばわかるだろう」
「金貸し、でございますか」

「金貸し」について、ルターは次のように述べています。

「高利貸しは罪を犯しながら安らかに椅子にすわっているが、彼はむしろ絞首台につるされて、彼が盗んだグルテン貨幣ほどのカラスによって食われて当然である。追いはぎや人殺しや強盗を車裂きにしたり首をはねたりするのだから、高利貸しにいたってはなおさらのこと、残らず車裂きにして殺し、追い払い、のろい、首をはねるべきである」(マルティ-ン・ルター『牧師諸氏に、高利に反対するように説く』1540年)

この一節は、マルクスによって、『資本論』第1巻の「剰余価値の資本への転化」の章で、引用されています。

ルターがこのように糾弾した「高利貸し」。五木親鸞では、今後どのように描かれるのでしょうか?

福島原発事故でも、カードローン会社30社中20社、消費者金融4社中3社は、大熊町で被災した債務者から、被災前は途方もない高金利を奪い取りながら、被災後も、元金の減額に応じなかったそうです。なかには、「遅延損害金を計算します」と、避難期間中の遅延金まで要求してきた業者もあるそうです。(この節は『朝日』の「プロメテウスの罠」8月28日付)

私は、ルターのような糾弾は、今の日本では、高利貸しよりも、政・官・財・御用マスコミと学者と法曹人の、「原発利益共同体」に対してこそ、ふさわしいと思います。

image[4]
              マルティーン・ルター
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〇1949年旭川市永山生まれ 
〇正和小、明星中、旭川西高、宇都宮大学卒業  
〇家族 妻、2男(札幌と横浜に在住)、猫4匹(ねず、とら、みけ、ぎん) 
〇趣味 昆虫の観察と研究。ジョギング。
〇写真は、「さようなら原発全道1万人集会」(2012年10月13日。1万2千人が参加)の会場で写したものです

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