「首尾一貫している政治家は論敵であっても心が通じ合った」

佐々淳行氏の近著『私を通りすぎた政治家たち』の副題です。

佐々氏といえば、警視庁外事・警備課長、内閣安全保障室長などを歴任した、警備・公安警察の幹部です。

私は、私たちとは「水と油」と思っていました。

ところが、同書の表紙に、不破哲三氏の写真が載っていたので、手にとり、開いてみると、カバーの折りかえしに7人の政治家が列挙されており、うち2人が「東大時代からの半世紀以上の論敵だが憎めない不破哲三」「防衛施設庁長官室で解任された私を労ってくれた上田耕一郎」でした。

本文には、「共産党の上田耕一郎・不破哲三(本名・上田建二郎)兄弟は東大時代からの論敵である・・・警察庁や防衛庁にいた私とはまったく対極を歩んだが、昭和二十五年からお互いまったくブレていない。信念を貫いたことは尊敬に値する。敵なら敵で、言動が首尾一貫していることをお互いに認めあっていたのである」と述べられています。

副題の「心が通じ合った論敵」とは、上田・不破兄弟のことだったのです。

「これが私の最後の著作となるかもしれない」本書で、佐々氏がこのように記されていることに、驚きました。

6章からなる本書は、「国益を損なう政治家たち」に1章が割かれており、田中角栄氏や小沢一郎氏など、9人の政治家が「国益を損なった」と批判されています。

表紙の写真は上から順に吉田茂、岸信介、田中角栄、不破哲三、安倍晋三、後藤田正晴の各氏です。

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『青年座』の公演『ブンナよ、木からおりてこい』を観ました

青年座の公演『ブンナよ、木からおりてこい』を観ました。

水上勉原作で、初演は1978年。何度もシナリオや演出を新しくしながら、1200回以上公演されてきたそうです。

ブンナとは、主役のトノサマガエルの若者の名まえです。

お寺の池に住むブンナが、広い世界をめざして、境内の椎の大木によじ登ります。

劇は、落雷のために先端が折れて樹頂に土がたまっている椎の大木と、仲間たちが残っている池を舞台にして進みます。

トビを頂点に、ヘビ、モズ、ネズミ、スズメ、カエルたちの「食物連鎖」が、ドラマチックに、動物たちが擬人化されて描かれます。

もっぱら「食べられ役」のカエルたちが、「食べ役」の遺体から生まれるハエなどの虫たちを食べることによって、食べ役の命をいただいている。

この命の連鎖が、人間が使う農薬や機械のために断ちきられていることが、健気なカエルたちによって、哀しく演じられています。

青年座の公演は、去年の「つちのこ」も観ましたが、どちらも動物たちが生き生きと描かれていて、動物好きの私は、わくわくしながら観ました(笑)

写真は、「食べられ役」が「食べ役」をいただくシーンです。

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「ゆっくりじっくりの『資本論』」 第2部を読みました

一昨年元旦からはじめた、「ゆっくりじっくりの『資本論』」

第2部を読み終えました。

マルクスが、『資本論』全3部にまたがって展開している、「恐慌論」の主要部分を含む部です。
マルクスが、病身をおして、苦心惨憺の末完成させた、拡大再生産の再生産表式を含む部です。
第2部は途中で執筆が中断されていますので、「書かれざる部分」が何なのか? 興味をそそられる部です。

これから第3部に進みますが、「ゆっくりじっくり」なので、近く出版されるトマ・ピケティの『21世紀の資本論』などとも、併読できると思います(笑)

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「安倍亡国政治は、一点共闘で打ち破れる」に、「ワンダフル!」

今週、2年ぶりに参加した会合で、スピーチする機会がありました。

政治的な会合ではありませんが、「集団的自衛権、震災復興そっちのけの原発再稼働、消費税増税など困ったことだ。しかし、内閣改造で支持率があがり、長期政権になるかもしれない」と、閉塞感がただよっていました。

私は、要旨
「安倍自民党は衆院294議席だが、得票率27%で、164もの『水ぶくれ議席』に支えられた、虚構の多数派だ。
集団的自衛権は、打ち出しただけで内閣支持率が急落した。
川内原発再稼働では、火山の専門家たちが、原子力規制委員会の会合で、「大規模噴火は予知不可能」と指摘し、規制委を『答弁不能』に追いこんでいる。
沖縄では、自民党を除名になった人たちから共産党まで一緒に、辺野古新基地反対で力をあわせ、県民の辺野古反対は8割にのぼっている。
大阪の100万都市堺の市長選でも、自民党から共産党まで協力して、維新の候補に勝った。
『一点共闘』には、暴走政治をくい止める力がある。
イデオロギーは大切だが、『一点共闘』ではイデオロギーは関係ない」
とスピーチしました。

話の途中で、「ワンダフル」とかけ声があがりました。

帰り際に、長老から、「いい話をありがとう」と声をかけられました。
プロフィール

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Author:FC2USER441061ZKS
〇1949年旭川市永山生まれ 
〇正和小、明星中、旭川西高、宇都宮大学卒業  
〇家族 妻、2男(札幌と横浜に在住)、猫4匹(ねず、とら、みけ、ぎん) 
〇趣味 昆虫の観察と研究。ジョギング。
〇写真は、「さようなら原発全道1万人集会」(2012年10月13日。1万2千人が参加)の会場で写したものです

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