空前の批判・抗議が広がる秘密保護法と官房機密費

現代の治安維持法ともいうべき特定秘密保護法案に対して、法曹界、学者・研究者、労働組合、TVキャスター、出版人など広範な人びとが、「廃案にせよ」と声をあげています。

ひとつの法案に対して、これだけ抗議・批判の声が広がるの、はかつてないことではないでしょうか。

今夕は、日比谷野外音楽堂で大集会もひらかれます。

稀代の悪法を阻止できるかどうか、激しいぶつかり合いになっています。

国民の声に耳を傾けるなら、廃案しか方途がないはずなのに、自民、公明、みんな、維新、民主などの各党は、法案修正に狂奔しています。

  
この「修正」に対して、各界から「法案の根幹は変わらない」という、間髪を入れぬ批判が寄せられています。恥ずかしくないのでしょうか?

法案修正をめぐって、官房機密費(内閣官房報償費)がまたぞろ動いているのでしょうか?

官房機密費については、今、秘密保護法反対の理性の声をあげている野中広務さんを含め、かつて政権中枢にいた人々が証言しています。

「1ヵ月に5000万円から7000万円くらい使っていた」「首相に1000万円、野党対策のため国対委員長や参院幹事長にそれぞれ500万円程度」「政府・与党幹部や北朝鮮を訪問する野党議員、評論家にも配った」(野中広務小渕内閣官房長官 2010年5月1日)

「与野党の議員は、海外出張の際に挨拶に来る。当選回数に応じて100~200万円の餞別を渡した。共産党だけは来なかった」(野坂浩賢第一次村山内閣元官房長官)

「98年の沖縄県知事選で機密費を3億円使った」(鈴木宗男小渕内閣官房副長官 2010年7月21日)

官房機密費は年間14億円あまり。一部が内閣情報調査室に行き、12億円以上が内閣官房長官のサインのみで支出できます。

     
安倍内閣でも昨年12月の発足から今年6月12日までに、6億3021万円支出されています。

ちなみに、民主党野田政権~自民党安倍政権と引き継がれた、2012年度の総額12億3千万円のうち、未使用額はったったの174,383円だったそうです。

      
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誕生日

昨日は、私の誕生日でした。

何人かの人から、お祝いの言葉をいただきました。

そのなかに、「齢を重ねることを喜びとできれば嬉しいですね」という言葉を贈ってくれた人がいました。

「とてもとても、その境地に達することはできないナ」と思いながら、中島みゆきの『傾斜』という楽曲の一節を、思い出しました。

としをとるのはステキなことです そうじゃないですか
忘れっぽいのはステキなことです そうじゃないですか
悲しい記憶の数ばかり
飽和の量より増えたなら
忘れるよりほかないじゃありませんか

1982年、彼女が30歳の時の作品です。

中島みゆきといえば、先日NHKBSで、『オール中島みゆきナイト』という番組がありました。彼女の映像、各界の人たちのお話、そしてご本人のサプライズ出演と、楽しい番組でした。

彼女は、自らの楽曲について、語ることはしません。そのためか、この番組のように、多くの「中島みゆき論」が語られ、執筆され、出版されています。

私が読んだ単行本だけでも、10冊以上にのぼります。優れたものが、少なくありません。

しかし、なかには、立派なハードカバーの装丁なのに、お粗末なものもありました。たとえば、

1994年に発表された、『ひまわり“SUNWARD”』の一節

あの遠くはりめぐらせた 妙な柵のそこかしこから
今日も銃声は鳴り響く 夜明け前から
・・・・
私の中の父の血と 私の中の母の血と
どちらか選ばせるように 柵は伸びてゆく

この作品を「在日のことを歌った曲だ」というのが、ありました。

しかしこれは、明らかに、当時引きおこされていた、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を題材にした作品だと思います。

そんなこともあって、私は何時か、『科学的社会主義と中島みゆき-中島みゆきは、なぜ、何によって、いかにして、中島みゆきでなければならないか。中島みゆきにおける対立物の統一と闘争』という論稿を執筆したいと、思っています。半分冗談ですが(笑)





『原発ホワイトアウト』を読みました 

評判の小説『原発ホワイトアウト』を読みました。

霞が関の現役官僚が著者だといわれていますが、よくできた小説です。

「原発は、決して再稼働させてはならない」ということが、説得的に描かれています。

扉のページは一行だけ。献辞のように、「歴史は繰り返す。最初は悲劇として、二度目は喜劇として」という、マルクスの言葉が記されています。この言葉は、末尾でもう一度くり返されます。

作品の時間設定は、参議院選挙投票日の7月21日夜から来年の元旦まで。読者は、現在進行中の物語として読むことになります。

「原子力ムラ」や、原子力規制委員会・規制庁の実態・正体が、見事に描写されています。

作品では、衆参両院で多数を占めた政権党が、権謀術数を駆使して原発再稼働にまっしぐらに進みます。

しかし、現実には、作品に描かれてはいないふたつの「現実」によって、いまだに「再稼働を許すかどうか」が、日本の政治の焦点でありつづけています。

その1 放射能汚染水問題
これは、一昨年「循環冷却方式」が始まったときから、やがて危機的な状況になるということが、指摘されていました。いま、非常事態に直面しており、国を挙げた取りくみが切望されています。しかし、安倍政権をはじめ「原子力ムラ」の無責任と無策自体が、彼らがたくらむ再稼働の障害にもなっています。

その2 原発をめぐる「分裂」
かつて原発を推進していた小泉元首相が、「原発ゼロ」を主張するようになっています。安倍首相の夫人も、「原発輸出に反対」と講演するようになっています。作品では、河野太郎氏をモデルにしていると思われる人物が、政権党内で孤立する様子が描かれていますが。

小説が、激動の現実を超えることはほんとうに難しい。

それでも、この作品は多くの人に、特に「再稼働は必要」と思っている人に、読んでもらいたいと思います。

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国家安全保障会議と秘密保護法 「タカ派の平和ボケ」は本当に危ない

安倍晋三首相をはじめ、「タカ派の平和ボケ」は、本当に危ない。

国家安全保障会議と特定秘密保護法で、現代版の大本営と治安維持法を手に入れようとしています。

9日朝のテレビで、仏様が眼鏡をかけたような穏やかな顔をした公明党の代表が、にこやかに、「このふたつはセット」と言いました。「衣の下によろい」を絵に描いたような場面でした。

これを使って、平和を守ろうとする国民を弾圧し、日本を「戦争をする国」にしようというのでしょうか。

大本営と治安維持法は、日本共産党を手始めに国民を弾圧し、日本社会の理性の声を抹殺したり牢獄に閉じこめたために、やがては、昭和天皇をはじめ為政者みずから正確な情報と判断をもてなくなって、国内外に大惨状をもたらしました。

彼らは、無謀・無知な作戦で212万人の日本兵を戦死させました。そのうち128万人が餓死と栄養不足による病死でした。「靖国の英霊」の多くは、飢え死にさせられた人びとなのです!310万人の日本人と、2000万人のアジアの人びとの命を奪いました。

平和ボケに陥っているタカ派は、この戦争の実相を知ろうともしません。

その彼らが、国家安保会議と秘密保護法を手にしたら、不正確な情報と貧困な判断力で、軍事的にことを構えようとするでしょう。

たとえば、いま尖閣問題で必要なのは、領土問題の存在を直視し「尖閣は日本領」という旺盛な外交を展開するとともに、中国に対しては「一方的な現状の変更や軍事的対処は、お互いに厳に慎む」ということを求めることです。

しかし、現にすすんでいるのは、中国に対して言うべきことも言わず、南西諸島への自衛隊の配備と沖縄での自衛隊の演習です。

その彼らが、国家安全保障会議と秘密保護法を手にしたら、何をしでかすか?

「タカ派の平和ボケ」は、本当に危ない。



のんびりじっくりの『資本論』第一部を読み終えました。

のんびりじっくりの『資本論』第一部を、読み終えました。

去年の元旦からはじめて、衆議院選挙と参議院選挙のために、2度の中断がありました。

大きな山の登山に例えれば、「途中で大事な用事のために下山して、ヘリコプターで舞い戻って、そこからまた登りはじめる」ということを、2回くり返したという感じでしょうか?

あらためて、『資本論』を読みはじめた。理由はいくつかあります。

ひとつは、一昨年の11月に、友人の息子さんが、仕事中の事故のために突然亡くなったことです。

彼は、『資本論』第一部刊行100周年の1967年に生まれた息子さんに、『資本論』の革命的な意義を重ねて、革(あらた)君と名付けたということを、弔問の時にはじめて教えてくれました。

これは、生前一度もお会いすることのなかった、亡き革君への、私の哀悼です。

もうひとつ。去年の元旦は、私の衆議院選挙出馬表明から1週間目でした。候補者としての論戦と活動の土台を、磨き直そうと思ったのです。

最後に、私の年齢です。若い人たちと一緒に体を動かして活動できる時間は、あと10年程度でしょう。若い人たちのより良い仲間になるために、あらためて、『資本論』を読みなおそうと思いました。

巨大な山塊『資本論』の、次の峰である第二部にも、のんびりじっくり登ります。

ビッグイシューを購入しました。お得です

今週、出張で札幌に行った際に、『ビッグイシュー』を購入しました。

「ホームレスの仕事をつくり自立を応援する」月2回刊の雑誌で、北は札幌から南は鹿児島まで、全国15の大都市の駅頭などで販売されていますが、旭川の街頭では購入できません。

10月に発行された2冊を購入しましたが、「特集 君は、異常気象を見たかい?」や浜矩子教授と萱野稔人准教授との同誌10周年記念講演と対談、女優風吹ジュンさんのインタビューなど充実した内容でした。

特に、「ヨーロッパ最後の独裁国」ベラルーシで、非合法の地下公演をつづけている『ベラルーシ自由劇場』の記事で紹介されている、劇団員たちと観客の勇気に、息をのみました。

彼ら、彼女らの「独裁を終わらせる」志は、必ず成就すると思います。

「300円のうち、160円が販売者の収入になります」ということで、カンパのつもりで買いましたが、「お値段以上」の値打ちでした。おすすめです。

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プロフィール

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Author:FC2USER441061ZKS
〇1949年旭川市永山生まれ 
〇正和小、明星中、旭川西高、宇都宮大学卒業  
〇家族 妻、2男(札幌と横浜に在住)、猫4匹(ねず、とら、みけ、ぎん) 
〇趣味 昆虫の観察と研究。ジョギング。
〇写真は、「さようなら原発全道1万人集会」(2012年10月13日。1万2千人が参加)の会場で写したものです

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