スロベニアに反緊縮の新政権 法王庁の戒めもIMFの耳には入らない?

旧ユーゴスラビアのスロベニアで、反緊縮の新政権が誕生しまた。ブラトゥシェク新首相は、中道左派の政党「積極的なスロベニア」の42歳の女性党首です。

新政権の最大の課題は、IMFや欧州中央銀行などからの融資を回避することです。これらの融資には、ギリシャやキプロスなどのような過酷な緊縮策が、セットされているからです。

本日付の『赤旗』日刊紙が報じています。http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2013-03-25/2013032501_03_1.html

IMFが主導する緊縮策には、ローマ法王庁からも、以下のような厳しい批判が寄せられています。

「市場の崇拝と新自由主義的思考は、経済問題に対して技術的な解決策しか示していない。

技術の進歩が国境を越えて広がっているこの時こそ改革が必要だ。

IMFは、通貨供給量を調節して世界経済を安定させる力も能力もなく、現在のシステムが引き起こした金融危機を制御することもできない。金融システムを規制する世界的な中央銀行のような役割を持った組織が必要である」(ローマ法王庁「正義と平和評議会」2011年10月24日)

「金融界の人びとは、自らが作ってきた世界の金融ルールが人類と公共の利益にとって実際に役立ってきたのか考え直す必要がある」(同評議会議長のピーター・タークソン枢機卿の記者会見)

この批判から1年半。「金融界の人びと」は、聞く耳を持たないようです。今も、野中ともよさんから、「お金こそ神、の金融人は凄まじい」と言われる始末です。

「お金こそ神」という人びとに退場願うためには、「『1%』のための政治・経済」の変革をめざす運動の発展・高揚が必要です。


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                             ローマ法王庁





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安倍首相が「農産物輸出を2倍にする」と言いながらTPP交渉参加表明 

自民党総裁である安倍首相が、総選挙の自民党の公約を踏みにじって、TPP交渉への参加を表明しました。

記者会見で、首相は、「農産物の輸出を2倍にする」と力強く発言し、ここに日本農業の活路があるかのように、印象づけられました。テレビは、この部分を何回も繰り返して紹介しました。

しかし、日本の農産物の輸出は年間2000億円程度で、農業生産額の40分の1、農産物輸入額の25分の1程度に過ぎません。これが2倍になったからと言って、農業の活路が開かれることはありません。

日本農業の活路は、TPPに加入して、それでも生き残れる「20分の1」に賭けることでは、開けません。

いま、日本の農林水産業は、困難な中でも毎年5000万人分もの食糧を生産しています。

日本の農地は、1ヘクタールで10人以上もの人を養える生産力があります。英仏独の農地は2~5人です。アメリカは0.8人です。オーストラリアの農地は10ヘクタールでやっと1人が養えます。

また、日本の農林水産業は、日本学術会議や三菱総合研究所によれば、洪水防止、水質浄化、二酸化炭素吸収などで、年間89兆円もの多面的機能を果たしています。

21世紀は、世界的に食糧不足が心配されています。日本の農林水産業を守り育てることは、国政的な責任であり、TPPでそれを壊すことは、愚かな、許されざる行為だと思います。


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                     北海道の穀倉  旭川の田園の冬の夜明け























 

野中ともよさんが、『赤旗』で「原発ゼロ」の発言

ジャーナリストで元三洋電機会長の野中ともよさんが、昨日の『赤旗』で、原発について語ってくださいました。抜粋、引用します。

「地球が与えてくれている空気、水、食べ物、エネルギーがあって初めて私たちは生きていける。原発はこれらすべてをダメにします」

野中さんは、安倍首相が「感動しなかった」という映画『レ・ミゼラブル』にもふれています。
「何かがおかしいと気づいても、そう簡単に体制は動かせない。でも、あるポイントを共有する時、変革は必ず起きて、広がって行く。いま評判の映画『レ・ミゼラブル』も、ね(笑い)」

三洋電機会長辞任のいきさつも語っています。
「リーマン・ショック前でしたから。お金こそ神、の金融人は凄まじかったですね。原発を廃炉にするしないも、実は電気が足りる足りないの話ではないのです。・・・
つまり、止める、ヤメるは、即ち不良債権の山。そんなこと冗談じゃあない、のでしょう。経団連は2030年代原発ゼロという方針にも、『承服しかねる』」

以上、全文の5分の1くらいです。

写真は、映画『レ・ミゼラブル』のラスト、「民衆の歌」のシーンです。

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大瀧雅之氏の『時代遅れで危険なアベノミクス』を読みました

ケインズ経済学者である、大瀧雅之東大教授の論稿『時代遅れで危険なアベノミクス』を読みました。日本共産党の月刊誌『前衛』の4月号に掲載されています。

「条件付きで消費税増税はいずれやむなし」という立場の大瀧教授ですが、「アベノミクス」への根源的で鋭い批判には、大いに納得しました。

アベノミクスがなぜ時代遅れなのか?
大瀧教授は、70年代に世界的なスタグフレーション(不況とインフレの同時進行)を招いた、破たん済みの経済政策に他ならないと指摘しています。

アベノミクスがなぜ危険なのか?
大瀧教授は、財政破たん、日本国債の暴落、国債の利回り急増の悪循環におちいる可能性があり、「非常に危険だ」と指摘しています。

この論稿からは、アベノミクス批判にとどまらず、日本社会のあり方への提言も、読みとることができました。
大瀧教授は、経済空洞化を招く大企業の対外直接投資には、税をかけるなどの制限が必要と主張しています。これを読むと、先日成立した安倍内閣の補正予算が、「日本企業の海外展開支援」に1000億円も税金を使うというのは、「泥棒に追い銭」の類だということが、よくわかります。
また、日本経済全体の労働生産性を上げるために、安定した雇用と、子ども達の知的好奇心を育てるための社会化された教育の必要性を、強調しています。

「株主主権」や、成果主義賃金への的確な批判もあります。
このような論稿は、日本企業の前途のためにも、日本経団連や経済同友会の首脳こそ熟読するべきだと思いました。




金曜抗議行動 「ひとりデモ」をしながら参加しました

昨夜は、即時原発ゼロをめざす金曜抗議行動でした。

私は最近、駐車場から会場への往復を、「再稼働反対 原発は即時ゼロへ」ののぼりをかかげ、被曝に涙を流す牛さんと「原発モーたくさん」のゼッケンをつけて、「ひとりデモ」をしながら参加しています。片道7~8分間です。

ゼッケンは、一昨年のメーデーで、共産党の旭川西区後援会からいただいたものを、事務所の壁に貼っておきましたが、去年7月以降は毎回の金曜抗議行動で身につけています。

のぼりは、去年の選挙の時に作ったものです。のぼりは好評で、昨夜もたまたまポケットにあった予備の1枚を、「ぜひほしい」という方に差し上げました。写真で私がかぶっている馬さんの帽子は、その方からお借りしたものです。

安倍首相が、共産党議員の追及に「安全神話にとらわれて事故を起こし、申し訳ない」「福島は収束とは言えない」と答えながら、再稼働を公言している今、金曜抗議行動はますます大事になっていると思います。

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プロフィール

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Author:FC2USER441061ZKS
〇1949年旭川市永山生まれ 
〇正和小、明星中、旭川西高、宇都宮大学卒業  
〇家族 妻、2男(札幌と横浜に在住)、猫4匹(ねず、とら、みけ、ぎん) 
〇趣味 昆虫の観察と研究。ジョギング。
〇写真は、「さようなら原発全道1万人集会」(2012年10月13日。1万2千人が参加)の会場で写したものです

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